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よくある相続に関する「誤解」その⑦~<事例編>相続争いは他人事ではない~

ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス

地域密着型相続コンサルタント 寺田尚平です。

今回は、こんな相続争いが起こるという内容で事例をお伝えします。

登場するご家族は、母、兄と妹です。

兄は結婚して、実家から車で30分程度のところに、一戸建てを購入して、

妻と2人の子どもと暮らしています。

妹は独身で、母のお世話をしながら、暮らしてします。

約10年前に父が他界したときに、実家の土地建物(800万円)父の預貯

金(800万円)は、母がすべて相続しました。

その時、兄は、将来母の相続が発生した時は、実家は、母の面倒を見てくれ

ている妹が相続して、預貯金の800万円は、半分ずつ妹と分けたらいい

か・・・という風に考えていました。

その後、兄は、単身赴任生活が始まり、実家に顔を出したり、母や妹とゆっ

くり話し合う機会が少なくなりました。

兄が単身赴任生活を続けている間に、母は認知症になり、妹が介護を続けて

きましたが、お亡くなりになりました。

母が遺した預貯金は、実家のバリアフリー工事や介護費用などのため、20

0万円に減っていました。

このことを知って、兄は茫然とします。そして、妹が自分自身のために、預

貯金を使い込んだのではないかという疑いが頭によぎるようになります。

兄は、父が遺した預貯金の半分の400万円程度は、相続できるものと考え

ていたし、子どもの学費や単身赴任でお金が必要という事情もあります。

妹は、ずっとひとりで母の面倒を見てきたし、介護に際しての日々の細かい

費用などは、母の預貯金ではなく、自分の給料のなかからも負担している。

自分が、実家と預貯金をすべて相続させてもらってもいいくらいのことはし

て来たはずと考えるようになります。

このような状況で、兄と妹の母の財産についての話し合い、どのようになる

と思われますか?

円満な話し合いになるというシーンは、想像しにくいですよね。

身近にありそうなご家族にも、このような相続争いが起こります。

相続の問題は、決して他人事(ひとごと)ではないのです。

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