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「急がないけれど重要なこと」への取り組み方

皆さま こんにちは!

50代からの「お金」と「仕事」の総合戦略プランナー

ウェルビーイング・コンサルティング・オフィスの寺田尚平です。

2年ほど前から、健康維持のために運動する必要性を痛感していて、早朝ランニングに挑戦したりしましたが、継続することができない状態でした。

そんな中、たまたま和歌山市文化スポーツ振興財団の「卓球教室」を見つけて、昨年秋から通っています。

参加されている方は、おそらく70代の方々を中心で、初心者の方から、昔実業団で活躍された方まで、楽しみながら健康維持に努めておられます。

卓球教室で知り合いになった方から、ご紹介いただき、別の卓球グループに参加するようになりました。

最近は、さらにその卓球グループから派生したテニスグループにも参加するようになり、運動する機会が格段に増えています。

健康維持のために運動をすることの必要性はわかっていても、自分ひとりで何とかしようと思っても、今しなくても、短期的には問題がないため、どうしても先送りになりがちです。

このような時には、私のように外部の力を借りて、強制的に運動する機会を作ることも必要だと考えています。

時間管理の観点から、外部の力を借りるメリットについて、ブログにしたためましたので、ご一読いただけたら幸いです。

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目次

世界的ベストセラー「7つの習慣」

書籍「7つの習慣」は、スティーブン・R・コヴィー博士の著書で、1989年の発売以来、全世界で4,000万部、日本国内でも250万部売れた大ベストセラーです。

「7つの習慣」は、1776年のアメリカ建国以来、多くの「成功に関する本」が出版されてきたなかで、著者が数多くの成功本を分析して「成功し続けるための原理・原則」をまとめたものです。

人生で成功するためには、人格を磨くことが大切であると著者は主張しています。

成功するためには手法やテクニックも必要ですが、長期的・継続的に成功する、望むものを手に入れ続けるためには「人格の向上」が必要ということです。

成功には「人格の向上」が不可欠という話は、メジャーリーグ・ロサンゼルス・ドジャーズの大谷翔平選手の行動を見ていると納得できそうです。

「7つの習慣」は、成功で満ち足りた幸せな人生を送るために、必要な行動指針をまとめたものです。具体的な7つの習慣は以下の通りです。

①主体的である
②終わりを思い描くことから始める
③最優先事項を優先する
④Win-WInを考える
⑤まず理解に徹し、そして理解される
⑥シナジーを創り出す
⑦刃を研ぐ

この中で、「③最優先事項を優先する」は、時間の使い方についての習慣であり、学んだり、聞いたりして、記憶に残っている方も多いと思います。

第3の習慣 最優先事項を優先する

「最優先事項を優先する」と聞いて、当たり前のことでは?と思われる方もおられると思いますが、果たして「最優先事項」とはどんなことなのでしょうか?

私達の行動は、4つの領域に整理することができます。

縦軸に「重要度」横軸に「緊急度」を設定すると、4つ領域を作ることができます。

第1領域:緊急かつ重要な「必須の領域」

最優先で取り組む必要がある事柄です。

例っき「仕事で発生したクレーム対応」「怪我や病気で病院に行く」「明日が納期の仕事」「重要顧客との面談」など です。

第1領域の活動を実施せず、後回しにすると、状況が悪化したり、トラブルが発生したり、周りの人に迷惑をかけたり、信頼を失ったり・・・とすぐに実施しないリスクは大きい事柄です。

したがって、多くの人は第1領域の事柄を最優先で取り組みます。

第2領域:緊急ではないが重要な「効果性の領域」

緊急ではないが、重要な領域である第2領域は、例えば「健康のための運動」「家族と過ごす時間」「将来のライフプランを考える」「資産運用プランを考える」「相続対策の検討」といった、将来、豊かな人生を送るためには、とても重要なものです。

ビジネスでは「新規顧客の開拓」「人材育成」「新商品・新規事業の企画・開発」「経営計画・事業計画の立案」「将来の資金繰りの管理」「事業承継の準備」など、今すぐに売上・利益につながるわけではないけれど、会社の将来には欠かせない事柄になります。

すなわち、「予防」「準備」「計画」「人間関係づくり」などになります。

第2領域は、緊急でないため、いますぐ取り組まなくても、目に見えて悪化したり、短期間で問題が生じるわけではありません。

今、運動しなかったとしても、健康に影響が出るには数年後かもしれませんし、新規顧客の開拓や新商品・新事業の企画・開発を行わなくても、短期的には困ることはありません。

したがって、多くの人は「第2領域の事柄は重要だ」と認識しているにも関わらず、日々の多忙さに紛れて、ついつい後回しにしがちです。

第3領域:緊急だが重要でない「錯覚の領域」

緊急だが重要でない第3領域は、「無意味な会議」「不必要なメールやSNSの返信」「不必要な報連相」「突然の営業電話や飛び込み営業への対応」といった、重要ではないが、日時が決まっていたり、相手が待っていたりするような事柄です。

急いで対応する必要があったりするため「重要であり、やらなければいけないこと」だと、私達は錯覚しがちです。

第4領域:緊急でも重要でもない「浪費・過剰の領域」

第4領域は、「噂話や無駄話」「無意味な電話やメール」「SNSやYouTubeの見過ぎ」「ゲームのやり過ぎ」「休憩のし過ぎ」など、重要でも緊急でもなく、習慣でついつい時間を浪費していまう事柄です。

適切な休憩やSNS、ゲームなどは、気分転換になり生産性をあげるうえで大切な時間です。

しかし、やり過ぎは時間を浪費するこになります。

自分の時間の使い方を振り返ってみよう!

時間管理のマトリックスと言われてる「4つの領域」を参考に、あなたの時間の使い方の傾向を振り返ってみたら、どのようにお感じになるでしょうか?

私の場合を振り返ってみると、お客様との面談、お客様への提案書などの作成、セミナーのレジュメ作成、雑誌の連載原稿の作成、などなど、期日があり、目先の収入に直結する仕事は、当然ながらこれは最優先に取り組んでいます。

第3領域の事柄は、その重要度の見極めが難しい面がありますが、メールの返信など、先延ばしにしていると、いつまでも気になって気持ちが悪い面があるので、どうしても先に手を付けてしまいがちです。

早い返事などは大切なことですが、第1領域と第3領域で時間がとられてまい、重要な第2領域に手を付けられず、ついつい先伸ばしになりがちです。

第4領域に時間を使うことは、自分では少ない方だと思っていますが、夜SNSやテレビなどを意味もなく見ている時間も相当あるのかもしれません。

未来にスポットを当てる「独立系ファイナンシャル・プランナー」の仕事

緊急ではないが重要な事柄である第2領域は、「効果性の領域」と名付けられている通り最も重要な事柄です。

第2領域にしっかり時間を使うことで、生産性が上昇し、長期的・継続的に望むものを得ることにつながります。

私達、独立系ファイナンシャル・プランナーの仕事は、主に財務的な側面から、未来のお客様の暮らしをより良くすること、事業の持続的な発展をサポートすることです。

どちらかと言えば、「過去」よりも「未来」をスポットを当てた仕事です。

そのため、緊急度は高くない事柄をサポートすることが中心になります。

しかし、将来のことを考えたり未来の計画を立てたりすることは、今すぐに必要ないけれど、将来、豊かな人生を送るため、会社の将来のためには重要なことなります。

すなわち、独立系ファイナンシャル・プランナーの仕事は、第2領域「緊急ではないが、重要なこと」のサポートをする仕事になります。

まとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

緊急ではないが重要な事柄である「第2領域」の重要性は、ご理解いただけたでしょうか?

とは言っても、第1領域や第3領域の事柄を行うことに時間がとられており、なかなか第2領域の時間を作ることが難しかったり、将来の計画と言ってもどのようにしたらいいか、わからないという方も多いと思われます。

その点は、自分だけでなく、外部の力を借りることが必要ではないでしょうか?

「健康のための運動」の必要性は理解していても、なかなか自分一人で取り組むのは、難しい面がありますよね。

多くの人は、スポーツジムに入会したり、スポーツ教室やサークルなどに所属して、ある程度の強制力が働く形にして、外部の力を借りて運動する機会を作っています。

あなたも外部の力を借りて、第2領域の事柄に取り組む機会を作ってみてはいかがでしょうか?

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