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「大谷翔平選手」「コロナ」「和歌山の水管橋崩落」から感じること

皆さま こんにちは!

Over50s専門 FP  寺田尚平です。

50代からの人生をもっと輝かせるために、「お金」と「仕事」の両面からサポートするファイナンシャル・プランナーです。

和歌山市の紀の川にかかる水道管の橋、水管橋が破損崩落したため、和歌山市の紀の川北部地域のおよそ6万戸で断水し、約1週間、13万6千人の人々が、水道から水がでない暮らしを送ることになりました。

我が家は、和歌山市の紀の川南部地域にあるため、いつも通りに水道が使用できましたが、北部にお住まいの方は、大変不便な暮らしを強いられました。

私は、ファイナンシャル・プランナーとしてお客様の資産についてのアドバイスをさせていただいているとともに、中小企業向けに新分野への進出などの事業再構築のご相談にも携わっています。

このような中で、水管橋の崩落、今年の明るい話題のひとつである米大リーグでの大谷翔平選手の活躍、そして昨年から新型コロナウィルスの感染拡大について、私が感じていることをブログにしました。

ご一読いただけたら嬉しいです。

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目次

3つの「想像を超えた、予期せぬ出来事」

「水管橋の崩落」「大谷翔平選手」「コロナ」は、全く関連性がないように思えますが「想像を超えた、予期せぬ出来事」という面では、共通しています。

日本では、2020年2月頃から、新型コロナウィルスの感染が拡大し、私たちは、もう1年6ヶ月以上のマスク生活を強いられ、まだ完全には終息が見通すことはできない状態が続いています。

ここまで、感染が拡大して長引くとは、想定外のことですよね。

今年の大谷翔平選手の米大リーグでの「二刀流」での活躍は、日本でも米国でも想像を遥かに超えたものです。

そして、和歌山市の水管橋の崩落も、和歌山市の担当部署にとっては、まさかの出来事だったのでしょう。

このような「想定外」の出来事が頻発する時代に突入していると感じざるを得ません。

「二刀流」大谷翔平選手の活躍

今シーズン、大谷翔平選手は、打者としてはホームラン46本、100打点、26盗塁、投手としては9勝2敗、156奪三振という見事な成績を残しました。      

野球の神様のベーブ・ルース以来の打者と投手の「二刀流」で、アメリカン・リーグのMVPの受賞が確実視されています。

大谷選手の活躍は「二刀流」の可能性を証明するものであり、これから後に続く野球選手が次々と現れると感じさせます。

そもそも、多くのプロ野球選手は小学生の頃は「エースで4番」だったでしょうし、なかには中学生、高校生になっても「エースで4番」だった選手もいるのではないでしょうか?

ところが、高校生、大学生、プロへと進むなかで「二刀流は無理だ!」という固定観念のもとに、断念してきた選手も多いのではないかと想像します。

『両利き経営 ~「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く~』

コロナ禍のなか、飲食・宿泊業、旅行業、鉄道、航空などの業種の企業が大きな打撃を受けています。

それぞれの企業は、苦境を乗り切るために、様々な工夫を凝らしています。

例えば、飲食店が、イートインだけでなくテイクアウトやデリバリーを始めたり、キッチンカーを導入したりなど、同じメニューでも提供方法を変えたり、新たなメニューや新たな分野に挑戦するなどの動きが活発です。

日本には多くの100年以上続く企業がありますが、長く続いている企業は、時代の変化に合わせて、事業内容を大きく変化させて来ているという共通点があります。

『両利き経営~「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く~』というビジネス書が注目されています。

内容は、本のタイトルから想像できるように、既存の事業に磨きをかけながら、新しい分野の事業を始めるというものです。

2つのことを同時に行うことは、簡単ではないのですが、外部環境の変化が起こった時、既存事業1本だけでは、対応が遅れてしまうことになります。

13万人の水が、たった1本の水管橋で・・・

和歌山市の水管橋の破損崩落による断水の本質的な問題は、和歌山市の紀の川北部地域への水の供給が、紀の川南部にある浄水場から、たった1本に水管橋を通じて行われていたことです。

しかも、その水管橋は、あと2年で法定耐用年数(48年)を迎えるものでした。

過去、和歌山市議会において、1本の水管橋で13万6千人に水を供給しているリスクについて、指摘したことがあったそうですが、対策は進展してない状態でした。

もう1本水管橋を架ける、紀の川北部に浄水場を建設するなどのリスクを分散する対策は、必要だったことは明らかです。

断水期間中、紀の川北部地域にお住まいの方で、影響のない南部地域にご家族が住んでいる方は、ご家族の家に飲料水をもらいに行ったり、入浴や洗濯をしに行くことができて、負担が軽減できたそうです。

ご家族で居住している地域が分かれていたことが、結果的に良かったのだと思います。

3つ出来事から、強く感じること

この3つの出来事から、私が改めて感じたことは「分散」しておくことの大切さです。

想定できることだけでなく、今までの想像を超えた、予期せぬ出来事が起こった場合に備えて「分けておく」ことの必要性です。

これは、私たちの仕事・経営についても通じるものです。

経営者は、環境の変化に伴う事業リスクを分散する観点から、既存事業に磨きをかけながらも、新しい分野の事業に取り組む「両利き経営」を、

サラリーマンは、リストラや配置転換、定年などの環境の変化に対応できるように、今の仕事をしながらも、新しい分野に挑戦したり、知識やスキルを高める努力で「二刀流」を、目指すことが求めらるのでないでしょうか?

また、お金や不動産など資産の置き場も同じで「分散」しておくことが重要です。

例えば、お金の置き場が「預貯金」だけに集中していたり、「株式」や「投資信託」では特定の銘柄や商品、資産クラスに集中していたりするのは「水管橋1本」と近い状況です

今は、安定した時代ではなく、変化の時代であることは、多くの方が感じてるのではないでしょうか?

想像を超えた、予期せぬ出来事が頻発する時代に突入していると感じざるを得ません。

このようななかで、安心できる暮らしや充実した人生を送ること、事業を成長させていくためには、固定観念を取り払い、様々な視点を持つことが大事ではないでしょうか?


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