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「家系図」と「終活」で得られるもの

皆さま こんにちは!

老後の安心と家族の幸せづくりの専門家 ファイナンシャル・プランナーの寺田尚平です。

昨日(3月20日)は、春分の日でお彼岸の中日でしたね。

お墓参りに行かれた方も多いと思います。

ご存知の通リ、春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じになり、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。

春分の日と秋分の日は、我々の世界と仏様の世界が、最も近く、通じやすくなる日であると言われていることから、ご先祖さまを供養、お墓参りする習慣になったと言われています。

私は、何かとバタバタしており、お墓参りをすることができなかったのですが、昨年の夏に作成した先祖の「家系図」を眺めて、ご先祖さまに感謝の気持ちをお伝えしました。

ところで、人生の最期に向けて事前準備、いわゆる「終活(しゅうかつ)」という言葉は、すっかり定着した感じがありますが、その捉え方は人それぞれです。

かなり高齢になっても、「死ぬための準備をするなんて縁起でもない」「まだまだ早い」「自分が死んだ後のことは、家族が何とかするだろう」など と言って何もしない人もいます。

反面、終活をすることによって、遺された家族に、死後の手続などで迷惑をかけないということ以外にも、得られるものもあります。

今回のブログは、終活をすることで得られるものと「家系図」を作成してみて、感じていることをお伝えしたいと思います。

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目次

終活は、「家族の絆」が深かめ、家族の幸せをつくる!

王様でも、大統領でも、総理大臣でも、偉大な会社経営者でも、絶対にできないことがあります。

自分の死後のことです。

葬儀、お墓、埋葬、家の整理、役所への手続き、預貯金などの名義変更など、絶対に誰かにお願いすることになります。

ほとんどの場合、その誰かは、ご家族や親族です。

だから、どのようにして欲しいかは、しっかり家族や親族に伝えておくことが必要になります。

「子ども達のいいようにやってくれたらいい」と言われる方もおられますが、それでは子ども達も困ってしまうことがあります。

しかしながら、最近は、自分の死後の様々な手続に関係する家族や親族との関係が希薄になっていることが多くみられます

例えば、子どもの頃は、毎日、親子きょうだいで顔を合わせ、「家族の絆」を感じながら暮らしていても、多くのご家庭では、子ども達が大人になると、実家を出てそれぞれの世帯を持つことになります。

そして、家族で顔を合わす機会も少なくなり、「家族の絆」を実感する機会が少なくなります。

様々な事情によって「もう何十年も会っていない」とか「どこに住んでいるのか わからない」というケースもあります。

そういう家族や親族が、相続人であったり、死後の手続に関係する立場であった場合、他の家族や親族が、手続をすすめるにあたって、とても大変な苦労をすることになります。

終活を行うなかで、長年会っていない家族や親族と会って、自分の想いや考えを伝えておくことが必要になります。

また、普段から顔を合わせている家族であっても、自分の想いや考えは、伝えていないことも多いと思いますが、伝えておく必要が生まれます。

家族や親族と会って、将来に対する自分の想いや考えを伝え、家族や親族で共有する場を持つことでは、「家族の絆」を実感する機会になるのではないでしょうか?

死後に遺された家族や親族が、法要などで集まることが、絆を深める機会になるかもしれませんが、それも寂しいものです。

できれば、生きている間に「家族の絆」が深まる機会をつくることができれば、幸せですよね。

終活は、これからの人生をよりよく、充実させるための計画づくり

終活は、自分の死後のことを考えることになりますので、「何となく気がすすまない」という人もおられます。

しかし、現在と過去と未来は繋がっています。

死後のことを考えていく過程で、生前のことも考えておく必要があることに至ります。

例えば、延命治療などの終末医療のこと、介護が必要になった時に、どうして欲しいのか、家族や親族に伝えておくことが必要になります。

さらに、これからどのように暮らしていくか? を一度立ち止まって考えていく機会に結び付くと思います。

これからの人生をどう過ごすのか、どう過ごしたいかを考えること、これが終活のなかで、最も大事なことではないかでしょうか?

やり残していること、やりたいこと、行きたい場所、会っておきたい人などを思い浮かべ、これからの人生について考えて計画(ライフプラン)を立てることです。

そのためには、今までの人生を振り返り、整理することが必要になります。

遺言書を作成された方の感想をお聞きすると、「死後の不安がなくなって、スッキリした」「これからの人生をもっと楽しみたい」といったをお聞きすることが多くあります。

死後のことを考えることは、今を生きることなのです。

生と死は表裏一体

和歌山市出身であり、松下電器産業(現パナソニック)の創業者である松下幸之助氏の名著「道をひらく」のなかに、このようなことが書かれています。

生と死は表裏一体

だから、生の準備はすなわち死の準備である。

死を恐れるのは人間の本能である。

だが、死を恐れるよりも、死の準備がないことを恐れたほうがいい。

人はいつも死に直面している。

それだけに生は尊い。

そしてそれだけに、与えられた生命を最大に生かさなければならないのである。

それを考えるのがすなわち死の準備である。

そしてそれが生の準備となるのである。

~松下幸之助著 「道をひらく」 1969年5月 株式会社PHP研究所~

与えられたいのちを最大に生かす

私は、昨年の夏に、自分の先祖の「家系図」を作成しました。

また、昨年末から、幣オフィスで「家系図作成サービス」をご提供しております。

戸籍謄本を収集して、5代上の先祖(高祖父の父)までの名前や生年月日を調べることができました。

4代上の先祖(高祖父母、ひいひいお爺ちゃん・お婆ちゃん)は、天保生まれです。

今年の大河ドラマの主人公の渋沢栄一氏が、生まれたのが、天保11年。

私の高祖父母も、渋沢栄一氏と同じ時代、激動の幕末を生き抜いてきたのです。

5代さかのぼれば、高祖父の父母(ひいひいひいお爺ちゃん・お婆ちゃん)が32人いて、ご先祖様の数は、62人になります。

さらに10代さかのぼれば、1024人のお爺ちゃん・お婆ちゃんがいて、ご先祖様の数は、2026人。

さらに、ご先祖様の数は、26代さかのぼれば、日本の人口を超える1億3千万人32代さかのぼれば、世界の人口を超えてしまいます。

これだけ多くのご先祖様のなかのたった一人でも欠けていたら、自分は存在していないのです。

自分が存在していることは、奇跡であり「有り難い」ことなのです。

「家系図」を眺めていると、「自分のいのちが、いかにかけがいのない尊い命なのか」ということに気づかされます。

今とは比べものにならない、激動の時代を生き抜いてきたご先祖様への感謝ととも、いただいたいのちを最大に生かして、子孫に繋いでいく使命があると感じざるを得ません。

最近、自殺者が増加しているというニュースを耳にし、とても残念なことです。

自殺された方が、ご先祖様の「家系図」を見て、自分自身のいのちの尊さを感じてもらっていたら、踏みとどまることができたのではないかと思います。

まとめ

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

少しまとまりのないブログになってしまいましたが、お彼岸ということでお許しください。

地域のお客様の「老後の安心と家族の幸せづくり」のために、様々な面から、よりよく生きるためのお手伝いをさせていただくことが、私のいのちを生かす使命だと考えています。

家系図の作成について、ご興味ある方は、以下の書籍が参考になります。

・「わが家のルーツが解る 家系図を作ろう!」発行・発売:株式会社 枻(えい)出版社
・「なぜ、うまくいっている会社の経営者はご先祖を大切にするのか」著者:天明 茂氏 致知出版社 

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