「老後の安心」と「家族の幸せ」のために・・・
皆さま こんにちは!
老後の安心と家族の幸せづくりの専門家 寺田尚平です。
4月1日を迎えましたが、あいにくの雨と新型コロナで、何となくスッキリしない感じの新年度の始まりですね。
私事ですが、今日から長男が新社会人になり、何とか子育ても一段落しました。
これからは、妻との暮らしを充実させ、微力ながら自分にできることで社会に貢献していきたいと考えています。
さて、以前からもよく聞くのですが「先行きが見えない・・・」という言葉。
今回の新型コロナウィルスの感染拡大で、多くの方が「先行きが見えない」という思いをさらに強くしたのではないでしょうか?
しかし、どんな時代であっても、楽しく、いきいき、安心して、いつまでも家族仲良く暮らしたいと思いますよね。
外出を控えざるを得ないこの時期、ご自宅で過ごす時間が増える方も多いと思います。
この機会に、自分や家族のこと、お金のことなどじっくり考えてみてはいかがでしょうか?
今回は、じっくり考えるためのヒントをお伝えしたいと思います。
目次
- ○ 先行きが見えない時代に生きるには?
- ○ 生活設計プラン(ライフプラン)を作るメリット
- ○ 生活設計プラン(ライフプラン)は、いつ作る?
- ○ 家族の幸せ対策は、生活設計プラン(ライフプラン)から
- ○ まとめ
先行きが見えない時代に生きるには?
なぜ「先行きが見えない」と思うのでしょうか?
それは、今までとは異なる状況になっていること、今までの考え方では合わなくなっていること、すなわち「変化している」からではないでしょうか?
皆さま、十分にご存知のことかもしれませんが、起こっている「変化」をあげてみます。
・長寿化、少子高齢化
・人口増加⇒人口減少
・終身雇用、年功序列賃金⇒転職、成果主義賃金
・多様な働き方(共働き、契約社員、フリーランス、独立起業)
・テクノロジーの進歩による仕事の変化
・家族のかたちの変化(独身、単身世帯の増加、核家族化)
・離婚、再婚、事実婚の増加
・超低金利時代の長期化
・国の財政の悪化 など
社会情勢や経済環境が大きく変化しているなかで、「生き方」の選択肢が増えています。
そして、これらに伴う「お金」の不安もあるのではないでしょうか?
先行きが見えない、変化が激しい、何が起こるかわからない時代です。
しかし、こんな時代だからこそ「自分らしく生きる」ことが求められるのではないでしょうか?
まずは、
・自分は、いったい何をしたいのか?
・どのような暮らしをしたいのか?
・家族はどのような状態でいて欲しいのか? など
夢や目標を明らかにして、生きるための設計図(ライフデザイン)を描くことではないでしょうか?
自分のなかの生き方の「土台」や「軸」をはっきりさせることではないでしょうか?
そのうえで、夢や目標を実現するための「生活設計プラン(ライフプラン)」を作成することが大事ではないでしょうか?
生活設計プラン(ライフプラン)を作るメリット
生活設計プラン(ライフプラン)のなかで、大きな役割を果たすのが、未来の家計簿とも言われる「キャッシュフロー表(将来の収支予測)」です。
「キャッシュフロー表(将来の収支予測)」を作成することで、得られるメリットとして、次のようなことがあります。
・自分や家族の現在と未来の状況が明確に見えてくる。
・夢や目標を実現するためには、いつまでに、いくら必要か?といった具体的な数値として目標がわかる。
・自分や家族の人生を長期的な目線でとらえることができる。
・今まで、気づいていなかったリスクや問題点が見えてくる。
・無駄な支出があることに気づく。
・資産や負債などの状況が正確に把握できる。(正確に把握している人は、結構少ないものです)
・どのような保険や金融商品を選んだらいいかの基準が明確になる。
・夫婦や家族で、家計の状況をシェア(共有)できるので、協力体制をとることができる。
・将来に対する漠然とした不安から、お金を使うことができなかった人が、安心してお金を使えるようになる。
・夢や目標を実現するために、やるべきことが明確になり、将来に対する不安や焦りを防ぐことができる。
人生やお金のことなど、漠然としたものを明確化して、客観的に把握できるところに大きなメリットがあります。
生活設計プラン(ライフプラン)は、いつ作る?
どんな時に、生活設計プラン(ライフプラン)を作るのでしょうか?
今までは、社会人になった時、結婚した時、子どもが生まれた時、住宅を取得した時、退職した時 など人生の節目で一度作って、そのままということがほとんどです。
しかし、これからの時代は、思いついた時に、とりあえず作っておいて、状況に合わせて見直していくことが物凄く大事です。
だって「変わる」のが当たり前の時代ですから、継続的に見直さないと何の意味もありません。
セミナーのなかで、生活設計プラン(ライフプラン)を案内すると、70代前後の方からは「もっと早く、そんなものがあることを聞きたかった」という声をいただいたことがあります。
生活設計プラン(ライフプラン)を作るのは、退職前後の世代までで、年金生活に入っている高齢者には、必要ないものとお考えになったものと思います。
しかし、今は、人生100年時代です。
90歳、100歳まで生きる時代です。
70歳で、あと20年も30年あります。
まだまだ、やりたいことや目標があるのではないでしょうか?
また、将来に対する漠然とした不安から、やりたいことにお金を使うことができないという方も高齢者のなかには多くいます。
夢や目標を実現するため、将来に対する漠然とした不安を解消することが、生活設計プラン(ライフプラン)を作成する目的です。
年齢に関係なく、生活設計プラン(ライフプラン)を作成することで、安心してお金を使うことができたり、将来に対する不安を解消できます。
家族の幸せ対策は、生活設計プラン(ライフプラン)から
50代、60代の方のなかには、親が認知症になった時のことや相続が発生した時のことが気になっている方も多いと思います。
しかし、親の考えを聞いておきたいと思っても、認知症や相続のことを切り出しにくい面もあります。
また、親と話ができたとしても、「まだ、早い」とか言って、なかなか腰が重いという現実があります。
人間は元気であれば、年齢に関係なく、認知症になることや他界することは、まだまだ先のことと考えてしまいがちです。
それならば、認知症や相続の話をするのではなく、まずは親のこれからの生活のこと、やりたいことや希望を聞いてあげてはどうでしょうか?
そのうえで、親の生活設計プラン(ライフプラン)を作成するお手伝いしてあげてはどうでしょうか?
生活設計プラン(ライフプラン)を作成すると、自分や家族の人生を長い目でとらえることができます。
親にとっては、もし将来認知症になった時のこと、他界した時のことを客観的に考えることができるようになります。
・親が認知症なにより判断能力が低下した時、親名義の預貯金などが動かせなくなったりすること
・相続発生後の名義変更などの相続手続が難航すること
・遺された家族が自宅や預貯金などの引き継ぎ方で、もめてしまい、仲が悪くなってしまうこと
何もしなければ、家族を困らせてしまうこと、家族に不幸を招いてしまう可能性があることを理解してもらいやすくなります。
親の認知症や相続の対策などの「家族の幸せ対策」は、親の生活設計プラン(ライフプラン)を作ることがスタートすべきであると考えます。
まとめ
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
先行きが見えない時代に、よりよく生きるためには、まずは「自分と向き合う」ことだと思います。
そのうえで、夢や目標を明らかにして、生きるための設計図(ライフデザイン)を描き、夢や目標を実現するための「生活設計プラン(ライフプラン)」を作成することです。
「夢や目標と言われても・・・」とお感じになる方もおられると思います。
今、具体的な夢や目標がなくても全然OKです。
まずは、今考えている将来の暮らしを想い描いて、生活設計プラン(ライフプラン)を作成することです。
そのうち、夢や目標がはっきりしてくれば、どんどん見直していけばいいことです。
だって「変化」することはいいことですから・・・
ご存知の方も多いと思いますが、ダーウインは次のような名言をのこしています。
『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できるものである。』
幣オフィスでは、生活設計プラン(ライフプラン)の作成サポートを始め、様々なメニューで、よりよい人生を送るためのサポートを行っています。
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