こんなパターンの相続の相談が増えています!
相続のご相談で多いパターンがあります。
・相談者は50代~60代。
・80代~90代の親の相続に関する相談。
・相談者は、長男または長女で、親と同居または、親の近所に住んでいて、親の面倒を看ている。
・きょうだいは、離れて住んでいる。
・親名義の土地や建物に、相談者または相談者の子どもが住んでいたり、利用している。
この状況で、親に相続が発生した時に、現在の生活を守るために、住んでいたり、利用している土地・建物を親からスムーズに相続できるか心配。離れて住んでいるきょうだいともめ事にならないようにしたい。
ご相談者の方が、住んでいる自宅などを確実に相続したいというお気持ちはよくわかりますし、それが実現できるようにお手伝いさせていただくのですが、親の他の財産についてはどのように分けるか考えていない方が多いように思います。
どうしても「木を見て森を見ず」の状態になりがちです。
相談者が、自宅を相続するとして、他の財産をどうなるかは、他のきょうだいの方にとっては、とても関心のあることだと思います。
そのなかで、親の意向を踏まえながら、全員が納得するような相続を実現できるようにしていくことが、私の役割です。
親やきょうだいへの説明や同意をとる必要があることから、かなり時間がかかる可能性がありますので、親の判断能力が低下して、結局何もできない状態にならないように、思い立ったらすぐに動くことが大事だと思います。