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最近お聞きした「相続の困り事」や将来、困り事が起こる可能性の高い話

ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス

円満相続の道先案内人 寺田尚平です。

最近、お会いした数名の方とお話しするなかで、相続や認知症による困り事や将来困り事が起こる可能性の高い話をお聞きする機会がありました。

今回は、そのなかからいくつかの事例をお伝えします。

(個人情報保護の観点から、内容は多少デフォルメしています)

①認知症により預金が凍結されて困っている

本人は99歳女性で、介護施設に入居中。認知症により判断能力はなし。

夫は既に他界。

子どもは長女、次女の2人。

長女、次女ともに既婚、子どもあり。

長女は和歌山市に居住。次女は札幌市に居住。

長女と長女の子(本人からすれば孫)が本人の面倒を看ている。

本人の預金1500万円は、銀行から出金を制限されている状態。

将来、本人の相続が発生して、相続手続が完了するまでの間、医療費、葬儀費用等の立て替えする金額が大きくなることを心配している。

成年後見制度の利用も検討している状態。

②長年連絡のとれない相続人がいる

本人は85歳女性。

相続人は4人。そのなかに、長年連絡のとれていない相続人がいる。

他の3人の相続人は、仲が良いから、相続でもめることはないと考えている。

過去の経緯から、連絡のとれない相続人が、相続財産の分配を要求するとは考えられないとのこと。

しかし、この状態では、たとえ財産の分配でもめることはなくても、相続の手続に多大な時間と労力がかかることをお伝えしました。

③子のいない夫婦

夫70歳、妻68歳で、子どもはいない。

それぞれの親は既に他界している。

ともに長年教員をされていて、それぞれ預貯金は豊富にある。

夫には、きょうだいが3人いて、全員遠方に住んでいる。

妻のきょうだいは1人。

それぞれに、相続が発生した場合、きょうだいと財産の分け方について話し合いを行う必要があり、遺言書の作成は必須。

また、最終的な財産の行き先を考えておく必要がある。

今後、自分達が認知症になった時の財産管理や相続について考えておく必要性をお伝えしました。

相続の困り事は、大きく3つに分けることができます。

それは、「分け方」「手続き」「相続税」です。

よく聞く「うちはきょうだい仲がいいから」「うちは財産がないから」という言葉から、困り事として「分け方」「相続税」については、一般的には、認識されているものと思われます。

しかし、「手続き」の困り事についての認識は、経験した人でないと、あまり認識のないようです。

「分け方」や「相続税」の困り事に関係のない人でも、「手続き」はすべての人が関係します。

家族構成や居住地などの事情により、「手続き」に大変な労力と時間がかかる可能性の高い人もおられます。

そのような人のなかには、薄々自分達に問題が発生するかもしれないと思っておられる方も多くいらっしゃいます。

しかし、まだ先のことと思い、そのままになっていることが多くあります。

そして、その日は突然やって来ます。

相続が発生した後、認知症になって判断能力がなくなった後では、できることは限定的であり、様々な方法を選択する余地はほとんどありません。

「あれをやっておけばよかった」という後悔しかありません。

私は、そういう後悔をする人をできる限り少なくしたいのです。

相続で、家族の想いと希望が叶えるには、元気なうちに、相続対策や認知症対策を行うことが必要です。

少しでも相続のことで気になることのある方は、どうぞお気軽にお問合せください。

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寺田尚平のプロフィール

創業の想い なぜ私はこの仕事をしているのか?


【セミナー内容】

●まさか!よくあるこんな普通のご家族にも相続争いが・・・

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●認知症になったら、親のお金が使えなくなる?

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●大事なことは、家族の話し合い「家族会議」       他

【日時】 2019年5月18日(土) 13:30~15:00

【会場】 シェアオフィス和歌山駅前 3階 会議室

     和歌山市友田町5丁目43番地 ヤマウエビル

会場はこちら👇からご確認ください。

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【定員】 先着5名様(事前予約制)

【参加費】㊗令和元年記念特別価格 通常3,000円→2,000円

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