「相続手続き」と「相続対策」どっちが大事?
ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス
円満相続の道先案内人 寺田尚平です。
皆さんは、「相続」という言葉から、どのようなことを連想しますか?
相続税、相続争いやトラブル、お金持ち・資産家、遺言書、空き家・・・
人それぞれだと思います。
それでは、「相続」とはいったいどういうことなのでしょうか?
ウィキペディア(Wikipedia)などによると、相続とは「人の財産などの様々な権利・義務を他の人が承継すること」と定義されています。
また、民法によれば「相続の開始」は「死亡によって開始する」と定められています。
そして、人の財産など様々な権利・義務を他の人が承継するための手続が、「相続手続き」ということになります。
「相続手続き」は、相続が開始した後に行うものです。
具体的には、相続人で財産などをどのように承継するかを話し合う遺産分割協議や名義変更などの手続、相続税の申告・納付などになります。
財産などを承継する権利のある人が、ひとりの場合は、話し合いを行う必要はありませんし、相続税の申告が不要な場合は、相続税に関する作業は不要です。
ただし、名義変更などの手続きは、相続する立場になった人、すべてが経験することになります。
この手続き、結構大変です。
まず、亡くなった方の財産などは、どのようなものがあるかを確定しなければなりません。
亡くなった方から聞くことができません。
亡くなった方が、エンディングノートなどに記載していれば、調査する手がかりもありますが、なければ大変です。
金融機関などでの名義変更の手続も大変です。
各社ごとに、手続が微妙に違っていたりして、何種類もの書類に相続人全員の署名・捺印が必要になったりします。
相続人が、遠方に住んでいる場合などは、手続の負担は大きくなります。
また、財産などの分け方を決める話し合いも大変です。
きょうだいで、亡くなった親の財産などをどのように分けるかという話し合いは、遺言書などで親の希望が残されていなければ、「たたき台」のない話し合いをスタートさせることになります。
なかなか難しいと思いませんか?
誰かが「たたき台」を示す必要があります。
きょうだいで、「均等」に分けることを基準に考えることもありだと思いますが、そんなにキレイにいくでしょうか?
財産が、すべて現金や預貯金という場合を除いて、不動産などの分けることが難しい財産が含まれているケースがほとんどです。
ケーキのように、キレイに分けられません。
また、不動産など価格が変動する財産は、そもそもいくらの価格として話し合えばいいのか という問題もあります。
きょうだいのなかで、ひとりだけ親の介護などの面倒を見てきた、親の事業を引き継いだ、他のきょうだいは親から住宅資金などの支援を受けたが、自分は何もしてもらっていない など 均等に分けることには納得のいかないと思っている人がいるかもしれません。
親の意思という「軸」がないままの話し合いは、かなり難しいと思いませんか?
相続税のかかる方は、相続税の申告、納付という作業があるのですが、この段階では、相続税の負担を減らしたりする節税対策で、行えることは限定的です。
相続の発生により、相続税という「隠れ借金」が出現します。
相続発生前に、相続のことを考えて、何の行動も起こしていなければ、
「出たとこ勝負」「まな板の上の鯉」という状態です。
これらに対して、相続発生後の手続が、スムーズにできるように、備えておくのが「相続対策」です。
財産の分け方の話し合いが円満にできるように、名義変更などの手続、相続税の申告や納税が、簡潔でスムーズにできるようにして、相続する人の精神的、時間的、経済的な負担を減らすことが目的です。
それと同時に、財産などを遺す人の想いをしっかり相続する人に伝えることも大きな目的です。
「相続手続き」は、法律やルールにしたがって、粛々としていくしかないものです。
「相続対策」は、家族の想いを希望を叶えるため、「相続手続き」がスムーズにできるように備えておくものです。
「相続対策」のある「相続手続き」と「相続対策」のない「相続手続き」は、雲泥の差があります。
私は、30年以上銀行で勤務したなかで、数多くの相続の手続や相談の経験をしてきました。
そのなかで、何もせずに相続を迎えられた方のご家族が、大変な苦労をされている姿を何度も見て来ました。
だからこそ、皆さんがそのようなことにならないように、相続が発生する前に、相続のことを親・子・きょうだい、ご家族で考えてほしいのです。
相続発生後に、それぞれの想いや希望を叶えるために、話し合ってほしいのです。
相続というと何となく、まだ先のことだから と言って先延ばしにしがちですが、10年後、20年後かもしれませんし、明日かもしれません。
必ずその日はやって来ます。
私は、皆さんが相続の対策を行うためのサポートを 全力で行っていきたいと考えています。
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