親の相続が気になる方へ ‟いきなり財産分けの話”をさける‟家族会議”
ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス
地域密着型相続コンサルタント 寺田尚平です。
親の相続が気になることが多くなる50代、60代の方とお話していて、
「なかなか相続のことを切り出せない」ということをよく聞きます。
その気持ちとてもよくわかります。
自分だけ特別に、多く財産が欲しいということを望んでいるわけではないし、
まさか、親に早く亡くなってほしいなんて思っているわけでもないのに、
相続のことを切り出すと・・・
「親の財産をあてにしているのか」
「ひとり占めしようとたくらんでいる」
「親に早く亡くなってほしいのか」
というふうに、親や兄弟姉妹から思われるのでないかと考えてしまうことも
あります。
例えば、長男が、ステーキではなくて、‟いきなり相続の話“では、親や弟・妹
から、疑心暗鬼に見られてしまうことも考えられます。
これは、前回のブログでもお伝えしていますが、家族の間で「相続に対する
意識の溝」があることが原因です。
しかし、家族のなかで、誰かが親の相続のことについて、音頭をとって話し
合いの機会をつくって、動き始めないと、何もできないまま、相続を迎える
ことになります。
そうなれば、相続発生後に、‟いきなり財産分けの話“になります。
もしこの段階で、兄弟姉妹のなかで、考えや想いの食い違いがあれば、その
調整はかなり難しいものになります。
相続税のかかるご家庭にとっては、相続税の納付期限が、相続発生後10ケ
月であり、それまでに分け方を決めておくことが望ましいという事情もあり
ます。
食い違いを調整している時間はそれほど多くありません。
![](https://wellbeing-wakayama.com/wp-content/uploads/2019/03/fee33d92812ed3496df145e3e4579fbf_s.jpg)
だからこそ、親が元気なうちに、家族間の相続に対する意識の溝を埋めて、
親の相続に対する合意形成を行う話し合い「家族会議」の機会をつくることが
重要になります。
そして、家族間の合意形成に基づいて、遺言書や生前贈与、家族信託などの
具体的な対策を進めていくことが大事なことと考えています。
この家族間の合意形成なく、ひとりの考えだけで実行された対策は、場合に
よっては、相続発生後にもめる原因となることがあります。
とは言っても、家族だけで「家族会議」を行い、目的を達成できればいいの
ですが、家族だけで行うと、
「相続以外のことに脱線してしまう」
「話のポイントがずれたまま時間だけが過ぎてしまう」
「照れくさくて、なかなか本音が言えない」
などの弊害が考えられます。
このような弊害をさけるために、相続に関する知識があり、事例などを知っ
ていて、全体的な視点を持っている専門家による「家族会議」のサポートが
必要になります。
当オフィスでは、それぞれのご家族の相続に関する全体像を見ながら、
「家族会議」のサポートも行いますので、ぜひ一度ご相談ください。
‟ステーキ“の‟いきなり”はいいですが、
‟財産分けの話“の”いきなり“は避けたいですね!
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