母親とのコミュニケーションで、ケアマネさんの対応から、あらためて感じた相続コンサルタントの重要な役割
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相続コンサルタント、円満相続の道先案内人 寺田尚平です。
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今回は、最近私が経験したことをお伝えしたいと思います。
私の父は既に他界していて、母はひとりで、私の自宅から車で、15分程度のところで、ひとりで暮らしています。
4年ほど前から、認知症に症状が出てきて、自宅に引きこもるようになりました。
デイサービスなど、様々な方法で外出するように仕向けようとしましたが、ひきこもったままです。
そのため、髪の毛が伸び放題になり、何とか美容室には、連れていくことができることがありましたが、最近は頑として、美容室にも行かない状態でした。
担当していただいているケアマネージャーさんに相談すると、訪問理容という方法があることを教えていただき、妻が調べてくれた業者さんに、連絡をとり、先週の金曜日に、理容師さんが訪問してくれることになりました。
念のため、ケアマネージャーさんにも同席してもらいました。
理容師さんが来ると、母親は、一方的に髪を切ってもらうことを拒否します。
明日、弟に美容室に連れて行ってもらうことになっているというような、口から出まかせを言い出します。
それならと、私は弟に電話して、そのような約束になっていないことを確認して、弟から母親に言ってもらうように、母親に携帯電話を渡しました。
弟と少し話した母は、携帯電話を投げ出して、私に「ほっておいてくれ。お前は余計なことするな!」と強い口調で言いました。
私は、母親のことを思って、忙しいなか訪問理容の段取りをしたなかで、そのようなこと言われると、今にも切れそうになりましたが、ケアマネさん、理容師さんがいてくれたおかげで、何とか抑えることができました。
そして、ケアマネさんが「明日、美容室に行くにしても、行く前に少し髪を今日切っておいた方がいいのと違う」という風に、上手く説得してくれて無事に髪を切ることができました。
その後、毎週来ていただいている訪問看護師さんが入浴させてくれました。
以前は、入浴についても、私たち家族が、いくら言っても入らなかったのですが、訪問看護師さんのサポートを受けて入浴するようになりました。
専門家のサポートを受けることの必要性をあらためて強く感じた出来事でした。
相続の対策についても同じことが言えると思います。
子どもは、親に相続について考えてほしいと思っていても、なかなか親の方が「腰が重い」ということが多くあります。
そして、子どもの方から仕向けようとしても、私のように「余計なことをするな!」と言われてしまうことになります。
親子や家族間のコミュニケーションは、感情がどうしても先行してしまうために、冷静な話し合いができないことが多くあります。
そのようななかに、第三者が入ることで、冷静さを保ちながら、話し合うことができます。
母親を担当してくれているケアマネさんのように、相続についての親子や家族間のコミュニケーションを円滑にすすめていくためのサポートを行うことが、相続コンサルタントとしての重要な役割である考えています。
当オフィスは、相続のことが何となく気になっているけれど
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