投資に前向きな80代女性の相続の悩み
老後のお金と相続の最初の相談窓口
ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス
円満相続の道先案内人 寺田尚平です。
セミナーのお知らせです!
親の老後・相続が気になる50代・60代の方へ「老後・相続対策セミナー」を開催します。
開催日時・会場は、2パターンご用意しておりますので、ご都合のいい方を選んで、ご参加ください。
9月29日(日)シェアオフィス和歌山駅前 10月1日(火)和歌山県民文化会館親の相続について気になる50代、60代の方のなかには、なかなか親の相続の話を切り出しにくいという方もおられます。
今回は、親子のコミュニケーションを円滑にするためのひとつのヒントについて、お伝えしたいと思います。
前回のブログで、上場株式等の相続税の評価方法の見直しについて書きましたが、上場株式を保有している80代の女性の悩みについてお伝えしたいと思います。
それは、私が、資産運用セミナーの講師を務めた時のことです。
50人ぐらいの会場の一番前の席に座られた80代の女性がおられました。
セミナーの内容は、これから資産運用を始める人を対象にしたものであったので、少し違和感を感じましたが、その方は、長時間のセミナーにも関わらず最後まで聞いてくださいました。
セミナーが終了して、何名かのお客様が、演台のところ来られて、これから資産運用をはじめるにあたって、「NISA」や「iDeCo」などについての質問をお受けしました。
ひととおり質問が終了すると、その80代の女性から声を掛けられました。
その内容は、資産運用に関する質問というより、相続に関する「悩み」でした。
その方が他界した場合の相続人は、息子さんおひとりです。
長年、若い頃か株式投資をされていて、今も「高配当銘柄」を中心に保有されているとのことでした。
息子さんからは、また損をするのだから、株式投資はやめるように言われているようですが、ご自身は続けたいという気持ちが強いとのことです。
やっぱり、配当が楽しみとのことです。
だから、子どもから色々言われるのは嫌だから、投資に関することは内緒にしているとのことです。
私の経験では、こういうパターンの話、結構多いような気がします。
70代、80代の親世代の方々は、日本の高度成長期やバブル景気のころに、株式投資での成功体験があることから、投資に対して積極的な方も多いように思います。
それに対して、子世代の方々は、バブル崩壊やその後の株価低迷の時期を経験しているなか、成功体験が少ないことから、投資に対して否定的な考えを持ちの方もおられるものと感じます。
生きてきた時代の違いということでしょうか?
子どもの立場からすれば、よくわからない株式投資で、自分が相続する財産が減ってしまうのは、あまりいい気分ではない という気持ちでしょうか?
その気持ちもよくわかります。
しかし、子どもは、ここはまず親をたてて、親の楽しみを奪わないように理解を示してあげることが大事ではないでしょうか?
そして、心理的に投資を一方的に避けるのではなく、少し興味を持って、親と投資や資産運用について雑談をしてみてはどうでしょうか?
子のほうから、親が興味・関心を持っていることの話題を切り出すことで、 親の財産に関することの情報を親子で共有することになり、親がハイリスクな金融商品に投資したり、詐欺にかかるような事態を未然に防ぐことができます。
親子のコミュニケーションが円滑になって、これからの親の生活やその後の相続についての話につながっていくものと考えられます。
当オフィスは、相続のことが何となく気になっているけれど
・どこに相談したらいいんだろうか?
・いったい何から手をつけたらいいのだろうか?
・よくわからないけれど、このままでは何か将来困ることになるのではないだろうか?
・色々なところから相続対策の話はあるけれど、果たしてその方法が、自分達の家族にとって最適な方法なのだろうか?
・今、相続の対策をすすめているけれど、異なる意見(セカンドオピニオン)も聞いてみたい。
という方にピッタリなところです。
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