GWに親子で相続の話をするための「6つのコツ」
ウェルビーイング・コンサルティング・オフィス
円満相続の道先案内人 寺田尚平です。
今週末からは、ゴールデンウィークですね。
なかには、10連休という人もいらっしゃると思います。
いずれにしても、家族で集まる機会に、親やきょうだいと相続のことについて、話し合う時間を持つことができます。
今回は、親に相続の話を切り出すためのコツをお伝えします。
50代、60代の子世代の方からは、
・親の財産がどのくらいあるのかわからない
・親に遺言書を書いて欲しいと言ったが、親が聞いてくれない
・親に相続のことを切り出すのは難しい
というような悩みをよく聞きます。
「自分だけなんとかして親の財産を多くもらいたい」というよこしまな考えなど決してなくて、親の財産を巡るきょうだい間でゴタゴタにならないように、遺されたきょうだい、家族が仲良く暮らしていけることを願っての行動です。
にもかかわらず、「親の財産を狙っているのでは?」「親が亡くなることを期待しているのでは?」という親やきょうだいの反応が返ってきたら、やってられないですよね。
しかし、家族のなかで、誰かが動きださないと、何もしないまま相続を迎えると、本当にゴタゴタになってしまいます。
先日、「親子で相続を考える会」(プロサーチ株式会社)が発表した「第3回相続川柳」のなかに
「まだまだが ばたばたになり ごたごたに」 という川柳がありました。
とても上手に、相続のことを表現しています。
作者は、次のようにコメントしています。
『高齢の両親は相続の話を「まだまだ」と言って嫌がります。病気になったり認知症になったり亡くなったりしたら、「ばたばた」してそれどころではありません。その後の相続の話し合いが「ごたごた」になる可能性が高いのです。』
では、親に相続の話を切り出すためのいくつかのヒントをお伝えしたいと思います。
単刀直入に「遺言書を書いて欲しい」とお願いすることは、避けた方がいいと思います。
親にとっては、急に自分の死後の話をされては気分がいいはずはありません。
まずは、日頃からの十分なコミュニケーションをとっておくが大事です。
そして、普段の会話のなかに、自分事ではない、他人事の相続の話題を盛り込んでいくことです。
テレビ、新聞、週刊誌、電車の中つり広告、インターネット、ブログなど 相続の話題には事欠かないと思います。
親の相続のことを意識してもらうことが第1歩です。
親の誕生日や父の日、母の日、両親の結婚記念日、家族が集まる正月やお盆、ゴールデンウィークなどに、親の今後の生活の希望を聞いてあげることです。
趣味、旅行、食べ物、住まい、健康 などのこれからの人生でしたいことを聞き、親子のコミュニケーションをとることによって、自然と親の死後の希望についても違和感なく、話し合えるようになります。
親はこれからの生活のことを考えることによって、その先にある自分が亡くなった後の希望がハッキリ見えてきます。
親にこれからの希望などを考えてもらうきっかけとして「エンディングノート」を活用するのも、ひとつの方法です。
エンディングノートは、これまでの自分の人生を振り返り、残りの人生や死後に対する希望を明確にするものです。
親の誕生日や父の日、母の日のプレゼントを一緒に、エンディングノートを贈り、書くのを手伝ってあげるのもいいと思います。
そのなかで、親子のコミュニケーションがさらに深まり、自然と相続の話に発展していくことが期待できます。
また、相続についての正確で、基本的な知識を身につけることも大事です。
相続の分野の知識は、民法と税法が絡み合って、ややこしいことが一杯です。
同じよう見えることでも、結果が全く異なるということがあります。
一般の方同志の人づての話だけで判断するのは、避けた方がいいと思います。
「生兵法は大怪我のもと」です。
親に相続の話を切り出すためのコツをまとめると、
・単刀直入はダメ
・日頃からのコミュニケーションが大事
・他人事の相続の話題を投げかけて、少しずつ相続を意識してもらう
・親のこれからの生活の希望を聞いてあげる
・エンディングノートを活用する
・相続に関する基礎的な知識を身につける
というふうになります。
ゴールデンウィーク、父の日、母の日に、親子で話をする時の参考にしていただけたらと思います。
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